カルミエ

軽くて中が見えるみんなにうれしい、安全で安心な消火器ができました

karumie011

karumie012 　 karumie013

●透明樹脂製の蓄圧式消火器として世界で初めて関発され、蓄圧式消火器に求められる高度な技術的要求をPENという新素材が全てクリアできたことで、世界初への果敢な挑戦が実を結ぶこととなリました。

●あらゆる部品を樹脂化し、これまでの硬くて重い金属製に比べ、ソフトタッチで軽くなリ高齢者や女性、お子様にも触れ易く、使い易くなリました。火災時の初期消火活働に安全面で最適な消火器です。

●本体容器がスケルトンになリ、内部確認が可能となりました。圧力ゲージの確認しかできなかった金属製に比べ、いつでも誰でも、正常に使用できるか判断できるようになり、安心面で最適な消火器です。

●人問生活工学とモニター調査を参考にデザインし、操作レバーを冷たく硬い鉄から温かみのある樹脂に、ホースの握リ部を硬いゴムからソフトカバー付きに等、ユニバーサルデサインで最適な消火器です。


業界初。横幅が広く2本の指が入り、ひっぱりやすい「安全栓」を採用	運びやすく放射時に握る力がかけやすい太さと形状の上下レバー ※手を挟まない形状になっています。	いちばん使いやすく、消火能力を発揮しやすくする部分に持ち手をつけた「消火ホース」

PEN樹脂『テオネックス』

帝人㈱のPEN樹脂『テオネックス』は、酸成分のナフタレンジカルボン酸と、グリコール成分のエチレングリコールとの重縮合物を骨格鎖とする結晶性熱可塑性ポリエステルです。代表的ポリエステルであるポリエチレンテレフタレート（PET）と類似の製法にて生産されます。しかし、PENの性能はPET対比ワンランク上位に位置づけられます。また本来結晶性樹脂ではありますが、結晶化速度は遅く、容易に透明成形品が得られ、従って工業用部品、食品包装、医薬品包装等の機能部材として利用されます。PEN樹脂は、スケルトンで中身が見え、軽いといった以外に下記のような特長があり、消火器にはピッタリの素材です。
透明樹脂製蓄圧式消火器『カルミエ』の設置場所については、斬新なデザインと安全性からご家庭用としてはもちろん、人が多く集まるような駅舎・空港・ショッピングセンターなどや、オシャレな建物・空間、厨房等水分の多い場所、更には研究所・工場など様々な場所に最適な消火器です。

〔1〕焼き付け塗装等不要

新素材を始め樹脂を多用しているので、これまでの金属製に比べ、焼付塗装が不要。
輸送・回収時の軽量化で、CO2の排出量も大幅に削減しました。

〔2〕内圧上昇に強い

内圧上昇実験の結果、内圧上昇中にPENが溶融し充填したガスが抜けるので、本体容器が縦横に裂けることはなく、粉々に砕けることもなく、安全です。（日常生活で破裂に至るような内圧上昇は起こりません）

〔3〕火炎接触時も安心

PENの融点は約280℃。金属に比べ低いため、内圧が上昇する前に火炎により溶融。
火炎に接触した場合も、充填したガスは安全に放出されます。
写真の通り、加熱部が局部的に膨張～溶融し、火に接触した部分のみ損傷します。
※金属消火器の場合、内圧が上昇してから破裂するため爆風が発生。
さらに鋭利な金属破片が飛散します。

〔4〕耐食・耐候性が高い

本体容器をはじめ、ほぼ全体が樹脂製。消火薬剤に反応しないため、腐食による容器破裂、反応生成ガスによる内圧上昇が起こりません。また、促進耐候性試験によると、経年劣化が20年ありません。
※自動車部品の耐候性試験通則により、耐候性試験750時間で5年相当との値を適用。

〔5〕外部からの衝撃に強い

落錘衝撃試験の結果、柔軟性があり衝撃により分散粉々に裂けることはなく、外部衝撃による変形でも容積変化は約68％。それに伴う内圧上昇は約1.1MPaです。
よって、変形による内圧上昇に起因する破損が起こる可能性は、ほとんどありません。
※柔軟性があり衝撃が分散し、粉々に砕けることがない。

注意点
・カルミエは消火薬剤の再充填はできません。
・カルミエの安全栓を一度引き抜くと再度差し込むことはできません。
・カルミエは壁などにフックで止め掛けなどはできません。
参考：HATSUTAホームページより(http://www.fire.co.jp/product/extinguisher/calmie.html)